会社からの帰り道、2歳くらいの男の子と(恐らく)その子のお父さんが、追いかけっこしていました。
子「だっこーーーーっ!」テケテケテケテケ
父「ヤダーーーっ!」タタタタ
子「だっこーーーーっ!」テケテケテケテケ
父「ヤダーーーっ!」タタタタ
2人の会話はあくまで予想(妄想)ですが、
両腕を上げて必死でテケテケする子供の姿を見て、胸が熱くなったタキヤンです。
さて、
我が家にもヴィンテージテント(と言っていいのか?)があります。
The Big BearsのPHERKAD。
(ビックベアーズのフェルカド)
だいぶ古さを感じますね。
このフェルカド、山歩きが好きな義理の父から貰ったのですが、15年以上前の物で、加水分解によって、ベッタベタ!
そんなベッタベタのギットギトなテントを初めて使ったのは
GWの上布施。
この時は干したらどうにかなるかな?と言う気持ちで持って行っただけです。
もちろん、ベッタベタのギットギトは解消しませんでした。
因みに、フェルカドとは、こぐま座の意味らしいです。
が、アラビア語で仔牛を意味するそうです…。
ビッグベアーで小熊で仔牛。キメラでしょうか。
先日のキャンプの帰りに、チョーナンの「1人用テントが欲しい」の一声で、「ベタカド」に落ちぶれたフェルカドの復活フラグが立ちました!
(決して新しく買おうとはしません)
実は前からやろうとは思っていて、諸先輩のブログを拝見して、信越シリコーンの
POLON-Tなる撥水剤は購入済み。
とうとう重い腰を上げ、ベタカドに復活の呪文を唱えます!
「いのきばば つるた ちようしゆうりき ふじなみ」(分かる人には分かりますね)
加水分解したコーティングを剥がすには、重曹を使います。
お湯でやると効果がブーストするらしいです。
私は、壊れかけのRVボックスにぬるま湯を入れ、そこにシェラカップ2杯分の重曹を入れました。
チョージョに手伝ってもらいました。
すると、チョージョ「このテント、私が使いたい。」と言ってきます。
出ました。チョージョの悪いクセ、略奪魂(りゃくだつこん)。
この場は交代で使おうと言うことで切り抜けましたが、また略奪魂が発動することは容易に想像がつきます。
2時間漬け込んでジャブジャブしていると、こんな感じ。
コーティングが浮いてきて、こすればポロポロ落とせます。
写真のロゴのステッカーも重曹パワーによってキレイにペロンと剥がれました。
幕に貼ってあるロゴとか、残したい方は注意が必要です。
(漬け込む前に撮影)
溶けるまで待てないので、ひたすらタワシでゴシゴシ。
床面もゴシゴシ。
ついでにコイツも。
L.L.Beanのドームテント。
写真はフライシートですが、なかなかステキな色使いです。
名前は知りませんが、ベタベタなことは確かなので、今は「ぱっつぁん」とでも命名しときます。
(L.L.Bean → ベタ.ベタ.ビーン → 3B → 金八先生 → 金八っつぁん)
ぱっつぁんの方はフライシートの加水分解が激しく、臭いもキツかったです。
ベタカドとぱっつぁんを充分すすいで乾かします。
晴れて風も吹いていて、すぐに乾きました!
乾燥後、ベタつき具合を確認すると、ベタカドの方はサラサラになって、「フェルカド」まであとちょっと!
ぱっつぁんの方はサラサラまでは行かず、しっとりした感じで、やっぱりと言うか、さすが「ぱっつぁん」。
ネーミングが原因ではなく、恐らくお湯で洗わなかったのと漬け込む時間が短かったのが原因かと思われます。
後は撥水剤を塗っていくのですが、時間がないので続きはまた後日。
・漬け込む時間は出来るだけ多めに。
2日漬け込む方もいらっしゃいました。
・重曹(ベーキングソーダ)は多めに。
奥さんに怒られない程度に!
・水ではなく、お湯を使う。
熱湯を使う時はヤケドに注意!
では!