ベタベタテント 復活の呪文 〜塗装編〜

TAKIYAN

2016年08月15日 08:58

前回からだいぶ間が開いてしまいました。

加水分解したポリウレタンコーティングの洗浄・剥離、そして乾燥まで完了し、あとは撥水剤(POLON-T)を塗るだけと思ってたんですがが、ここで間違いが発覚しました!

ネットで調べてみると、ゴアテックスにはウレタン系の撥水剤はNGとのこと。
「ゴアテックスのウリの通気性が0になってしまいますぞい」だって。

そしてさらに調べると
「ゴアテックスはフッ素系の撥水剤を塗った後にアイロン(中温)かけるだけて復活するでおま」との事。

そんなに簡単なら即行動。
C&Cから帰ってきてソッコーで取り掛かりました!

なんだかどこかの部族のお面のようです。

さっそく家にある撥水スプレーを吹き付けますが、
途中で無くなってしまい、急いでホームセンターに駆け込みました。



それから、アイロンがけ。


15年くらい前に買った年季の入ったアイロンです。
まだまだ現役ですが、時々スチームの穴からカスが出てきて布地を汚してくれるお茶目な技を習得しました。


アイロンがけすると、何だか新品みたーい!


更に後日、床面の縫い目をシーリングテープでふさぎます。

Ogawaのシーリングテープ、意外とお高いんですね。
25mm幅の10mを買いました。

テープが溶けない程度の低温のアイロンで、圧着していきます。
アイロンを滑らせていくのではなく、押し当てていく感じで、アイロンのエッジを使って縫い目の部分の隙間を埋めていきます。

透明(写真下部)は仕上げ前ですが、ちゃんとくっつくと透明になります。



更に後日、いよいよ防水加工。

自宅ではちょっと狭いので、実家(最終ステージ)でやります。

溶液はガソリンなのでサラサラ。


テントは内側と外側を反対にして、塗り塗り。
揮発性が高いので、すぐ乾きます。

ここは思い切りと素早さと心強さが必要な作業です!

完成~っ!

フェルカド先輩、復活。


ついでに袋も。



POLON-Tは半分余ったので、L.L Beanのフライもやろうとしましたが、やっぱ止めました。



次のキャンプでチョーナンに使ってもらいレポしてもらいましょ。




・POLIN-Tはポリウレタンコーティングに。
ゴアテックスには使っちゃダメ。
塗る時は、必ず外!
できればテントを裏返しで塗りましょ。

・ゴアテックスはフッ素系撥水剤&アイロンがけ(中温)でOK!

・スプレーする時は幕に近づけ過ぎないように。
ムダ・ムラの原因!

・シーリングテープも忘れずに。
温度は中低温(5段階なら2)。



では!


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